「ドゥンベック」
ご無沙汰しています。
ひでこです。
久しくこちらのブログを書いていませんでしたが、その間に新しい楽器が増えました。
その名も「ドゥンベック」。
写真の青いヤツです。
本当は今まで使っていたダラブッカに獣皮を張りたかったんですが、ヘッドが手に入らず、何かその類いのものはないかと探したところこのドゥンベックに行きつきました。
ドゥンベックとゆう名前ではありますが、ダラブッカです。
どうゆうことなのかと言いますと、トルコやエジプトあたりの中東地域ではこのような優勝カップ型(足付酒杯型と言うらしい)の打楽器を総じてダラブッカと呼ぶのだそうです。
で、地域や形、材質が変わることで呼び名が変わるので、ドゥンベックはドゥンベックでありダラブッカでもあると言うわけですな。
非常に古典的な楽器に見えますが、私のドゥンベックのボディの材質はグラスファイバー。
いたって近代的な材質です。
ボディの模様はよくわからない布みたいなやつを貼り付けてあるようで、模様自体はそんなに気に入っているわけではありません。
とりあえずのお試し楽器としてヘッドの材質のみで判断して購入したのですが、私が欲しかった低音と柔らかさもちゃんと出るので即戦力となっています。
この即戦力、ネットで一万円ちょっととは激安でしょう。
本格的なドゥンベックになるともっと高額なうえに重量も上がってきます。
貝みたいなキラキラが装飾されたり、見た目が工芸品のようでかなりいい感じなんですが、これ以上楽器の重量が増えると運搬もキツくなるのでね。
獣皮だと日本の湿度では管理が難しい、と、楽器屋さんが言ってましたが、今のところトラブルなく使えています。
まだ今のドゥンベックで梅雨を経験していないのと、本当に獣皮(山羊皮らしい)かどうか疑わしいってのでなんとも言えないんですがね。
やや正体不明な部分もありますが、しんごのギターの低音との相性はかなり良く、特に「サントロペへと向かって」「赤の風」は曲の重厚感が一気に増しています。
ドラム出身のせいか、低音には弱いですな〜。
しばらくはこのドゥンベックが相棒です。
2017.2.20
ひっさびさの「しんごとひでこブログ
」の更新
昨日「40代」に入学したばかりのしんごでございます
まあなんてったって40代、肩腰はそれなりに酷使しているようで接骨院は常用
体力はあるが、やはりイケイケの頃よりは落ちてきていることも、腰回りに肉がついてきたことも認識している
いわゆる世間一般の40歳だ
しかし僕は40歳になったことに対して抵抗どころか、むしろ嬉しいんです
僕が20代の頃に見た40代50代の方々は、カッコいいのなんの
ああいう大人たちに早くなりたいと思っていたのですが・・・
否
40歳になった今、自分がそういう大人になっていないことに気がつきました
かといって焦燥感はありません
ゴーイングマイウェイのB型ですから(笑)
ただ一つだけ30代最後の年に後悔があります
それは曲が書けなかったこと
四苦八苦しましたが、笑えるくらい何も出てきませんでした
全くもって情けない
しかしこの一年「しんごとひでこ」としてはかなり充実していました
新たな出会いや再会、新たなコラボレーションでの演奏
歌う喜びと楽器を弾く喜び、お客さんに聴いていただける喜びをたくさん味わいました
こいつは大きな糧です
昨晩はひでこが寝てから音楽をかけながら一人呑んでいました
僕がアメリカ人で一番好きなシンガーソングライター「ティム ハーディン」
残念ながらティムは1980年の12月29日に39歳にして亡くなりました
奇しくも僕の誕生日であります
僕は毎年、時間がゆるせばこの「ティム ハーディン3」をかけて何となく一年を振り返ります
このアルバムはライブ盤で、ティムのバックにはクールなジャズバンドが演奏しています
バック演奏も素晴らしいのですが、何より僕が大好きなティムの曲がたくさん収録されており、ティムはそれを自由に楽しそうに歌っていることがこのアルバムの魅力です
The lady came from Baltimore, Reason to
believe, Black sheep boy, If I were a carpenter ・・・
メロウな歌声に短編小説や詩集のような作品たち
全盛期のティム ハーディンは本当にカッコよかった
彼の歌や曲は世代を超えて響いてきます
しかしティムは40代を迎えられませんでした
だからといって「僕が代わりに!!」などと大それたことは言いません
ウィスキー片手にティムの曲を口ずさみながら、何となく30代への決別と新たなスタートについて考えていた夜でした
2016.12.30
「バンジョーを弾いてる理由」
いつの間にか年も明け、関東では雪も降り、やっとこさ冬らしくなって来ましたね
しんごです
今回は僕が5弦バンジョーを弾くワケを語りたいと思います
思い起こせばン十年前
フォーク、トラッド、ルーツミュージックに没頭していた僕はギターだけでは飽きたらず他の楽器への興味もわきにわいていた
複弦楽器であるマンドリンやブズーキはモチロンのこと、バンジョーへも
当時、僕が好きだったバンジョー奏者はデロールアダムスや岩井宏などの歌いながらバンジョーを弾き語るミュージシャンで、共通点は「クローハンマー(フレイリング)」
そんな折りに下北沢にあった某レコード屋でクローハンマーの名手に出会った
僕は質屋で5000円の中古のバンジョーを手に入れ、いわゆる「クローハンマー」の右手だけを教わった
が・・・
あのクローハンマーの右手の動作を身体に染み込ませるのに苦労をした
そしてちーとだけ弾けるようになった頃には・・・
バンジョーに対して魅力を見出だせずにいた(笑)
先ずはバンジョーのレギュラーチューニングであるオープンGで弾くと、否応なしにアメリカの音になってしまうことが嫌であった
(勉強が足らなかったんだなぁ、そんなことはないのに)
僕はアメリカのオールドタイムやフォークバンジョーは好きだったが、それを演りたいという欲求は僕のDNAには設定されておらず、さらにオリジナル曲を作ってバンジョーに落としこんでもフォークっぽさが拭えないことにあまり面白味を感じることが出来ないでいた
そして年月は過ぎた
ある時、名古屋の今池のライブバー「リトルビレッジ」にツアーミュージシャンがやって来た
広島から旅して来たベースの弾き語りスト「梶山シュウさん」
シュウさんは当時フレットレスベースとカリンバを用い、その場で伴奏ないし装飾音、またはリズム(手でピックアップを叩き、またはカラピッキングをして)などをループマシンに記憶させながら演奏していくという珍しいスタイルでステージを披露した
初めて観たその日は、シュウさんのそのアイディアにぶっ飛んだのなんの
そして幾年か過ぎ、交流をもつようになり一緒に旅をさせていただいたりした
(この時は名デュオ「しーなとシュウ」)
もちろん音楽の旅なので、毎ステージ端から観ているうちにある考えが浮かんだ
「あのシュウさんのループを使ったベーススタイルをループ使わずに出来ないものだろうか?」
リズムを強調しながらメロディも出し、コード感もあるものといえば・・・
お~!!
クローハンマーバンジョーだぁ!
そう思い、当時シュウさんの最新ソロアルバムであった「ゆほびか」をアホみたいに聴きまくったり、しーなとシュウのライブを観ては、どのようにすれば自分なりに面白いバンジョーが弾けるかを研究してみた
まずはオープンGをやめ、マウンテンマイナーをレギュラーチューニングにしたり、ドロップサムを自己流で練習したり・・・
そして作った曲が現在もしんごとひでこで演っている「風と共にうたえ」
個人的にアメリカっぽさを排除した作品をバンジョーでやっとこさ出来た
もともとこれは僕のソロ曲であり、バンジョーだけで初めて書いた唄ものである
だから「ゆほびか」を聴くと、自分のプレイスタイルないし音楽スタイルを変えようとした強い思いがよみがえってくる
このアルバムはほぼシュウさんの独演で、演奏はもちろんのこと曲や詩も素敵である
一曲目の「らのえてぃあ」などのベースの在り方から僕のバンジョーは大きな影響を受けている
しかし、まさかベースを聴いてバンジョーをまた演りたいと思うようになるとは思わなんだ
音楽や楽器は、得てして全く異なるものから次へのヒントが隠されているものである
2016.1.23
「オーバーオール」
「Patrick Bouffard」
10月。秋ですな。今年の秋は秋らしい。
このブログを更新する度に季節のうつろいを感じていることに気づいた今日この頃。
つまり更新のペースが落ちているわけですな…。
いかんいかん。
このところ毎日のように聞いているCDがあります。
Patrick Bouffardの「TRANSEPT」。
先日、町田のディスクユニオンを物色中に発見した代物です。
アーティスト名は知りませんでしたが、なんとなく良さそうな気配がする上に半額(確か300円くらい)だっので、とりあえず購入してみたら大当たり。
その前の週のユニオン物色ではハズしていましたが、これでプラスマイナスゼロどころか大幅にプラスです。
初めて聞くアーティスト名だったので調べてみたら、情報が少なくWikipediaも日本語で載ってなくてフランス語。
ちんぷんかんぷんなので「日本語に訳す」をクリックしてみたらそりゃないよな日本語訳で、ちんぷんかんぷん。
とりあえずフランス出身のフォーク・トラッドグループで、ハーディーガーディー奏者のパトリック・ブッファールを中心にダイアトニックアコーディオン、バグパイプを用いたトリオです。
アルバムやライブによっていろんなミュージシャンをゲストに迎えてやっているようです。
中心のパトリック・ブッファールはハーディーガーディーでジャズやロックにもアプローチするそうで、これもまた聞いてみたい。
ジャンルにとらわれずに楽器を演奏する人、大好きです。
フランスの音楽ってゆうと、シャンソンやミュゼット等の上品な食事に合いそうな音楽が真っ先に浮かんでいましたが、これはまた一味違った感じでして。
アラビアンな空気も入りつつ、ガツガツしたロックなノリって言うんでしょうかね、スリリングです。
と、言葉で説明してわかるようなものではないと思うので、こんな時はコレ。
便利な時代だ。
あまり私はヨーロッパのトラッドミュージックは詳しくはないのですが、こんな風な歯切れのよいスリリングなノリはたまらんですな。
日本に来てくんないかな。
そんな感じで、最近衝動を感じた大当たりな一枚なのであります。
2015.10.3
「MAGMA」
「マイケルとフレディ」
PCの調子が悪く長らくブログの更新ができずにいましたが、ようやく更新。ITとゆう言葉さえ苦手なヒデコです。
宝くじが当たったらパソコン教室に行って、出直してきたいですわ。とほほ。
「シェパーズパイ」
「レコード」
ご無沙汰しております
しんごです
我々の活動はちょいと地下に潜っておりますが、いつでもライブを出来るように練習しておりますのでご安心を…
さて今回は我が家のレコードプレーヤーについて
20年近く使ったプレーヤーが二階級特進と相なった
今年の一月くらいから「回転のムラ」という症状が出ていた
ようは回転が速くなったり遅くなったり
ネット調べると「ベルトドライブで動いているプレーヤーはベルトのゴムが劣化する」ということで、ベルトを取り寄せて交換してみたが…
症状は変わらず
それどころか日を追うごとに悪化して行った
もはや回転ムラではなく、どんどん遅くなって停止してしまう始末
この状態でMAGMAのような狂気染みたコーラス音源を聴いていると、本当に世界が終わって行く感じがして恐怖さえ覚えた(笑)
さらにネットで症状の原因を調べると、素人では手に終えず修理費が高いことが判明
まあ、廉価版プレーヤーが20年近く生きたのだ、ヨシとしよう
このプレーヤーで様々なジャンルの作品を聴いたもんだ
長い間ありがとう
2015.6.28
「スティーブ・ジョーダン」
紫外線が降り注ぐ季節になってきましたね。
年々、そばかすが領土の拡大を広げております。
侵略に脅えるヒデコです。
さて、いよいよ明日は名古屋でライブ。
今日の夜遅くに車で出発します。
道中長いので車でかけたいCDがあったら用意しといて、と、旦那に言われていくつかみつくろいました。
旦那とは共通の音楽もあればそうでないものもあるので、ものによっては聴けないものもあります。
なので、かなり限定されましたが、選んだうちの一つがコレ。
スティーブ・ジョーダンと言うアコーディオニストのCDです。
スティーブ・ジョーダンと言うと、私の場合は真っ先にドラマーのスティーブ・ジョーダンが出てきますが、アコーディオニストにも同じ名前の方がいるようです。
このアコーディオニストのスティーブ・ジョーダンのCDは一年くらい前に下北沢のレコード屋さんで購入。
厳選されたブルース、ジャズ、フォーク、民族音楽いろいろのCDやレコードがちゃんと説明付きで陳列された親切なお店です。
が、説明はあったものの、完全なるジャケ買いです。
一瞬昔のタモリかと思いました。
家に帰って聴いてみると、これが大正解!
素晴らしく陽気でスリリングなサウンド!
ジャンルで言うと、テックスメックスになるようです。
テックスメックス自体あまり私は知りませんが、カルディーでかかってそうな感じ。
あまりにかっこよかったので調べて見たら、この方、テックスメックスのジミヘンとか言われてるようです。
これはエフェクターの使い方からそう言われているようです。
70年代頃から活躍されていたそうで、数年前に来日した時はライブ中に社会の窓が全開だったとか。
今は既にお亡くなりになっているとのことで、いやはや、生で見てみたかった…。
しかし、Youtube等で動画を見た時はしびれましたよ。
アコーディオンも超絶ですが、歌がハンパない。
あれだけガンガン弾いて豪快に歌い上げている様を見ると、なんだか元気が出てきます。
アコーディオンの弾き語りは難しいなんて言ってらんないですね。
実際にやってる人がいるんだから、言い訳して限界決めてたら人生が勿体ない。
な、一枚。
このCDからパワーをもらいながら名古屋に向かいたい、と、思います。
2015.5.1
「高田渡」
「加納さん」
今年の4月はバラエティーに富んだ気候ですな。
なかなか衣替えができずに困っておりますヒデコです。
今回は初めて買ったCDのお話。
「TV時代劇」
春だというのに…
今日の関東はは冬に逆戻り
寒のもどりにも程がある気温ですな
しんごです
実を言うと…
僕は70年代80年代のテレビ時代劇が大好き
わざとらしいくらい勧善懲悪具合も、一盛り後のジャニーズの受け皿の感じもさることながら……(笑)
あの流れている音楽も主題歌も大好きなのだ
その欲望を満たしてくれたのが、この一枚のCD
『ちょんまげ天国』
全27曲
正直、知らんヤツもある(笑)
しかし、これぞ!というヤツはしっかりと押さえてある素晴らしいオムニバスCDである
日本一有名なボレロ「ああ人生に涙あり」から始まる
言わずと知れた「水戸黄門」の主題歌だ
ニクいのは初代の助さんこと杉良太郎が歌っている
それから舟木一夫の「銭形平次」、西郷輝彦の「ねがい」(江戸を斬るⅡ)、ハーブ佐竹の「ててご橋」(子連れ狼)もシブイ!
そして何より嬉しいのが「大江戸捜査網」「大岡越前」「影の軍団」のテーマが入っていることだ
これらを聴いているとアホみたいに高揚してしまう僕がいる
まあ、何故にこのような趣味があるかと言うと…
僕は小さい頃に英国に住んでおり、心の底で「日本」というものに憧れを抱いていた
英国で触れる日本といえば、我が両親の日本語、毎週土曜日の「補修校」なる日本人学校もどき(平日は現地の学校へ通っていた)くらいである
いざ日本へ帰ると、それはそれはカルチャーショックの連続
パチンコ屋のネオン、テレビのチャンネルの多さ、バターならぬマーガリンなる代物…
あげたらキリがない
とりわけ僕の心を鷲掴みにしたのは、じいちゃんが観ていた時代劇だった
全員着物にチョンマゲ、印籠を見せびらかしたり、十手なる奇妙な武器で殴りかかるべらんめえ調のオカッピキ
小学二年生のしんご少年としては「これぞ日本!」だったのだろう
その熱は中学生まで続いたのだから…
いかにアホな幼少期を送っていたことか(笑)
今でも「時代劇チャンネル」があったら何もせず、それを見続けそうで恐いのだが……
今聴いても、嗚呼これぞ日本だなぁと心を打たれる
時代劇は歪曲した日本の江戸時代を描いているのにね(笑)
2015.4.8
「風と共にうたえ」
「ダラブッカ」
花粉の嵐、真っ只中ですね。今年はいい感じで花粉をガードしてたつもりが、少々喉にきているヒデコです。
今回はダラブッカの話。
「トムウェイツ」
「ブラスバンドから生まれた概念」
「ドノヴァン ライブインジャパン」
僕がアコースティックギターを始めたのは21歳の頃だった
当時は高田渡とドノヴァンに入れ込んでいたことを覚えている
特にドノヴァンは大好きで、僕がドノヴァンの曲ばかり歌うもんだから或る界隈で僕のあだ名は「ドノヴァン」だった(笑)
ドノヴァンはシンプルなギターを弾きながら歌うが、単純なコード展開で実に素敵なメロディと優しい歌詞をのせるのが特徴的
またドノヴァンはケルトや禅の世界に系統しており、フォークシンガーというよりは「ストーリーテラー」のような存在であると僕は解釈している
アルバムで言えば「秘密の花園」や「HMSドノヴァン」などがそうだ
そしてその集大成とも言えるのがドノヴァンの「ライブ イン ジャパン」だ
いまだにCDでの再発はされておらず、レコードでしか手に入らぬ代物
サウンドホールが月の形をしたゼマティスを持ち、あぐらをかきながら両手の指先が宙を指している
完全に意味不明だ(笑)
ギター一本で歌いきっているライブだが、ドノヴァンの非凡なまでのメロディメークと演奏力で最後まで飽きることはない
僕はこのアルバムのドノヴァンの在り方に憧れ、アコースティックギターを始めた当初はこれを模倣していた記憶がある
いつしか時は流れ、自分のスタイルを模索して行く中でその初心は忘れてしまったが…
最近曲を書くにあたってドノヴァンをちょいと意識している
去年「しんごとひでこ」のアルバムを作る時にタイトル曲でもある「夜明けの呪文」という曲を書いた
アイリッシュやイングリッシュではなく、ケルト的な風合いにしてみた
何処か摩訶不思議な欧州感が漂うというか何というか…
ちょうどドノヴァンの「バーディーガーディーマン」のように
アルバムだと結成前のツェッペリンが伴奏をしているこの曲だが、ライブインジャパンでは見事にギター一本で表現している
しかもオリジナルよりも遥かに妖しい(笑)
聴いていると冷たい空気が流れているような感覚に見舞われる
そういう雰囲気を出すドノヴァンが僕を魅了したのだ
ちなみに「夜明けの呪文」の曲はドノヴァンを意識したが、アレンジはプランクシティの「ブラックスミス」を意識した
憧れのアンディアーヴァイン♪
これも話せば長くなるため、また別の機会にしよう
2015.2.9
「クリスタルボウル」
「スカルプチャー」
しんごです
炬燵と湯タンポが放せぬ日々をおくっていますが、最近ロングネックバンジョーを戴いてしまい、冬なのに夏休みを過ごす高校生の如く浮かれている次第です
ま、ロングネックバンジョーの話はまたいつの日かに
さて…
今回は僕の右手の爪に着けている「スカルプチャー」について話そうかなと
スカルプチャーとはアクリルの爪で、いわゆるギャルが「長爪ファッション」で使っているものを僕はピック代わりに使用している
初めてスカルプチャーと出会ったのは30歳の頃
それまでは地爪を少し伸ばしたり、指の腹でギターを弾いていたが
地爪はすぐに削れるし、フラメンコ紛いのストロークをすると爪がボコボコになるし
特に爪の変形は痛くて仕方がなかった
弦は鉄だからね、そうなるわな
皮膚科へ行くと「ギターはやめた方がいいですよ」と言われた
ん~それは無理だ
友人に相談したところ「ネイルサロンで相談してみたら?」と言う
ほぉ~これは行ってみるか
とりあえず駅前にあったネイルサロンの看板を頼りに店へ行くと…
マンションの一室だった
これは大丈夫かね?
と思ったが、とりあえずピンポンを押すとギャルが出てきた
不振そうにこちらを見るギャルは「うちは男子禁制なんですよ」と言う
ヤバい!あっち系と誤解されているかも…
演奏するためにネイルをやりたい、という事情を説明するとオーナーさんに取り次いでくれた
そして何故かOKが出た♪
これをキッカケに僕はスカルプチャーと出会い、このネイルサロンに6年通った(笑)
スカルプチャーを着ける工程だが、爪に軽くヤスリで傷をつけてアクリルリキッドなる液体を筆に染み込ませ、その筆で粉末状のアクリルを付けて爪に塗る
最初はジェル状だが、時間が経つと硬質化し立派なアクリルとなる
それからヤスリで形を整えて完成
一本、1000円
僕は右手4本の指に着けていたので4000円
爪も守られ、安定した演奏が出来るなら安いと思った
それから僕のスカルプチャーは拍車がかかり、色を入りやラメ入りも着けたりした
完全に演奏とは関係ないが、これはこれで楽しかった
が…周囲の目はひややかだったと思う(笑)
ネイルサロン通いも楽しく、スタッフの方にも良くしてもらったし、施術の間の会話も日常と違った感じがして良かった
残念ながら僕が引っ越したことにより、そのお店を離れることになる
引っ越した先(今住んでるところ)の町はけっこう都会で、ネイルサロンも豊富で安心していたが
男子禁制だったり、スカルプチャーはやっていなかったり、となかなかネイルサロンが見つからなかった
どうやら今はスカルプチャーではなく、ジェルネイルが主流らしい
そして今…
お店探しが面倒となり、けっきょく自分でスカルプチャーを着けている(笑)
まあ、6年も施術を見てきたからノウハウはだいたい頭にある
まあまあ上手く着けれていると思う
自分でやるようになって材料費だけで済むようになり、かなりのコストダウン出来たのは嬉しい♪
スカルプチャーは着けたり外したりするのに時間がかかるから面倒だが
フィンガーピッキングをする方で「爪が削れるのが悩み」という方にはオススメだ
地爪の保護もそうだが、爪の一定の長さを保てるし、あの鉄弦にも負けない
が…
男がラメや色を入れると勘違いされるのは言うまでもない(笑)
2015.1.27
「我がVアコーディオン ベイダー卿」
ヒデコです。今回はVアコーディオンについて。
Vアコーディオンとゆうのは、電子アコーディオンのことです。
私は家での練習用に使っています。
アコーディオンは生音がそこそこ大きいうえに、うちは築60年のやたらと壁の薄い家なので、さすがに家でアコーディオンを鳴らすわけにはいきません。(レコーディングは無理矢理やりましたがね…)
なので、Vアコを買う前はスタジオかカラオケに行って練習をしてました。しかし、ずっとこれでは金がかかる。又、カラオケでアコーディオンを鳴らすと、壁をドンドン叩かれることもしばしば。
そこで、家で練習できるようにとVアコを購入。
スペックにもよりますが高いものだと50万円くらいの代物ですが、私が購入したのは中型の古いモデルで11万円。
カラオケやスタジオでの個人練習にかかる費用が大体一ヶ月で一万円くらいなので、一年使えば元はとれる計算です。
ですが…、やはり本物のアコーディオンとは違うので、はっきり言って蛇腹のコントロールの練習にはなりません。
どんどん改良を重ねている楽器なので、新しいモデルなら蛇腹の感度はいいんでしょうが、いかんせん旧型なもんで弱い押し引きでは音がちゃんと出ないのです。
でも鍵盤とベースボタンの練習は十分できるのでとても重宝しています。
まあアコーディオンでは「蛇腹8年」とゆう言葉があることでわかるように(つい最近知った)蛇腹あってのアコーディオン。
やはり本物のアコーディオンでの練習も欠かせません。
アコーディオンでも「左を制する者は世界を制す」らしいです。
ちなみに私のVアコーディオン、スピーカー内臓ではないので ヘッドホンを着けて使っている為、外から見ると蛇腹の動く「シュコォ~、シュコォ~」とゆう音と鍵盤を叩く音だけがします。
ボディーが妙に黒光りしていることもあり、「ベイダー卿」とゆう名がついてしまいました。
とりあえず強そうです。
2015.1.19
しんごです
誰が暖冬と言ったかは知りませんが…
確実に寒い冬ですな(笑)
さて
今、僕はフォークギターとかバンジョーを弾いているが、初めて触った弦楽器はエレキベースだった
プロフィールの「好きな音楽」に書いてあるが、僕はエマーソンレイク&パーマーの大ファンで、初めて組んだバンドがそのコピーバンドだった
僕の役回りはグレッグレイク
いわゆるベースボーカルってヤツ
だがグレッグレイクはベースよりもギターの方が上手いし、プログレよりもシンガーソングライター然とした小曲のソングライティングに長けていた
ベースプレイヤーとしてのグレッグは…
あまり注目すべきところはないかな(笑)
まあ、若き僕はそんな冷静な分析など出来ず、あのガキガキしたベースサウンドと英国人らしいボーカルが好きでを追いかけていた
おかげで、この頃の僕のベースの上達は遅かった(笑)
このEL&Pのコピバンの後に、サイケデリックやブルースロックバンドに参加した
いわゆる60年代70年代のヒッピーカルチャー
僕もそれにかぶれ、そのような格好をしていた
頭はオカッパ、にピタピタのシャツ、そして広がったブルージーンをはけば気分はウッドストック
ちなみにオカッパを選んだ理由としてはオックスの赤松愛とソフトマシーンのケヴィンエアーズである(笑)
好きなベーシストといえばジャックブルースにルイズルイス加部
写真にもあるが、当時の僕はギブソンのEB-Ⅱを使用しており、アンプでちょいと歪ませ気味にし、ブンブン弾いていた記憶がある
いわゆる「他を気にせぬKYなベース弾き」だった(笑)
当時は本気で60年代70年代の音楽に没頭していた
ヒッピーたちが信じていたように「音楽で世界は変わる」と信じていた
「過剰にかぶれていた」だね(笑)
それを若気のいたりとは思わないが
創造的ではなかったな…と
音楽もファッションも思想も、既にあったものにのっかっていただけだからね
さすがに今はあの頃より、音楽も考え方も大人にはなったと思うが
「音楽で世界は変わる」ということは今でも信じている
まあ、そういう話は呑みながら語ろうか
しかし懐かしい写真だ(笑)
2015.1.14
「ザッハトルテ」
「結成」
しんごです
今日は誕生日です
38歳です…
さておき(笑)
しんごとひでこの結成話でもしましょうかね
僕は社会人になってから名古屋に住んでおり、ソロで音楽活動をしていた
2011年の春頃、夏に東京で演奏をするため、対バンを探していた
思い浮かんだのは大学時代の後輩のバンド「唐草猫」
やつらはアルバムも作って精力的に活動しているという噂を聞いていたので、仲良かったドラムの木村ヒデコ(この時は我々はまだ結婚してません)に電話をして対バンを要請した
だが、ヒデコから出た言葉は…
「唐草猫は活動休止したんですよ~」
あらま!
しかし他に思いあたる対バンはいなかったので、ヒデコ個人に一緒に演奏しないかと聞いてみた
当時のヒデコはドラマーとして長年活動しており、彼女のパーカッションと僕のギターとバンジョーでステージを組み立てれば良いと考えたのだ
電話ごしにその旨を伝えると、思わぬ答えがヒデコから返ってきた
「最近アコーディオンを買って、ハマッてるんです」
ほぉ~♪アコーディオン♪あの蛇腹楽器を…ねぇ
これは面白そう♪
というワケで、ヒデコに僕の音源を送り、出来る曲だけを予習してもらった
そして夏…
ライブの一日前、僕は名古屋から関東に出て来て、にヒデコと合わせた
場所は登戸、摩川の河川敷だった(笑)
ヒデコがアコーディオンで予習してきた曲は「想像上のイギリスのテーマ」「朝のうた」それと高田渡の「長屋の路地」
ダラブッカでは「赤の風」「サントロペへと向かって」
ヒデコは最初「長屋の路地」を弾いた
ズンチャ ズンチャ鳴るベース音と軽快なメロディを聴いて、僕は瞬時に「これはクローハンマーバンジョーと合う」と思った
そして僕もバンジョーを取りだし、合わせると…
これまた昔懐かしの遊園地で流れてそうな、チャカポコした感じになった
それから「想像上のイギリスのテーマ」を合わせる
これは僕のセカンドアルバムの一曲目のマンドリン主旋でギターが伴奏のインストゥルメンタル
ソロで演奏していた僕では「ライブで出来ぬ曲」だった
これをヒデコと合わせると、まるでジョンカークパトリックとマーティンカーシーのような錯覚に陥った(笑)
僕の中で、ヒデコのアコーディオンと組めば「英国民謡を消化した独自の音楽」が演れるのではないか!
という期待が心の中で芽生えた
そして翌日…
横浜は野毛のルタンペルデュにて「しんごとひでこ」として演奏をした
リハ一回、ひでこのアコーディオンは始めて三ヶ月だったため、演奏内容はボロかった(笑)
だが、僕としてはアコーディオンと新しい音が拓けるという思いが強かったため、かなり楽しかったのを覚えている
これが「しんごとひでこ」の結成のキッカケだ
まさか唐草猫が活動休止とも思わなかったし、まさかひでこがアコーディオンを始めたとも思わなかった
我々も他のバンドと一緒で「偶然が偶然を呼び、偶然結成」したのである
2014.12.29
「ごあいさつ」
皆様こんにちは。しんごとひでこのひでこです。
この度ようやくホームページを開設することとなりました!
こちらのブログではしんごとひでこ交互に、音楽の話題を中心に更新していこうと思っています。
それぞれ個々のブログはありますが、こちらのブログを見たらしんごとひでこの音楽的なバックボーンがより見えてくるかもしれません。
一週間に一度くらいのペースで更新していく予定ですので、皆様、よろしくお願いいたします!
2014.12.23